PBR(Physical Based Rendering)とは?
Substance Painterを調べていてPBRマテリアルという聞き慣れない言葉が出てきたので調べてみた。
PBRとは?
「PBR(Physical Based Rendering:フィジカルベースドレンダリング)」とは、物理ベースレンダリングとも呼ばれ、まるで映画のような映像クオリティを持つ最新のハイエンドゲームなどのリアルタイムCGの描画に使われています。そのほかにもまるで実写のようなリアリティのある映像の制作や、建築物、自動車などの広告表現に用いられており、非常にフォトリアルな現実世界のような表現をすることができます。
現実世界の一般的な物体の質感は、粗さ(Roughness)、金属っぽさ(Metalness)の2つ尺度で数値化出来るという考え方があり、これがPBRの根底にある基礎理論です。
出典:物理的に正しい!?PBR(フィジカルベースドレンダリング)基礎編! - 人柱系CGモデラーのTipsブログ
要するに現実世界と同じような質感、光の反射のしかたを表現するためのレンダリング方法。
調べている限りではSubstanceが普及し始めてこの技術も普及が進んでいるそうです。
※ パラメーターは表記ゆれがある(?)
Roughness(粗さ)
0に近いとつるつるした表面になり、周りの光、景色を反射しやすい。
1に近いとざらざらした表面になり、周りの光、景色を反射しにくい。
※ Metalnessはどちらも0
Metalness(金属っぽさ)
0に近いと非金属。
1に近いと金属。
※ パラメータは他にも色々ある(今回は代表的なパラメーターを抜粋)
※ 左は粗さ0、右は粗さ1
PBRマテリアル
これらのパラメーターが設定されているマテリアル(単純)
ようはこれを適材適所で使うだけでそれっぽいものが作れる。
適当に棒のメッシュを用意してそこに木マテリアルを適用すると木の棒っぽい見た目になる、のような。
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