こんにちは寝る

古い記事の情報は参考程度にお願いします

いきなり個人事業主(フリーランス)として働くことになったら

人生は何があるかわからない
今までフリーランスとは全くの無縁だったのにフリーランスになることもあるかもしれない。

そんな状況になってしまった人の為に残します。

やること

以下のことはやらなきゃ駄目です。

1. 国民年金国民健康保険への加入

区役所にいって国保/年金で受付しましょう。
「退職後14日以内に」とか言われてるかもしれませんが特に問題ありません。

込んでなければだいたい10分もあれば全部終わります、必要書類も記載しておきます。

退職後であれば以下の書類で問題ありません

  • 本人確認書類(運転免許書やマイナンバーカードなど)
  • 通知カード、マイナンバーカード(マイナンバー記載があります)
  • 健康保険資格喪失証明書(会社から送られてきます、無ければ問い合わせ)
  • 年金手帳

※ 区によって差異はあるかもしれませんので確認推奨です。

もし、未払い期間があっても払えますので安心してください
ただし、貯金がカツカツの場合は手痛い出費になってしまうかもしれませんので注意。

2. 事業用の口座を作る

これは作らなくても問題はないのですが用意しておいたほうが後で楽ができます。

個人事業主になると必ず確定申告を出さなければなりません
そんな時に売上と経費を計算するためにそれ専用の口座を持っておくと
後述するクラウド会計ソフトと連携でき、帳簿がかなり楽になります。

ついでに万が一トラブルがあった時
プライベートの口座を開示する必要が無くなるので精神面的にも安心できます。

なお、基本的には個人事業主として事業用の口座を作ることになりますが
一部の銀行では個人口座を事業用として利用してはいけない場合があります。

利用規約はしっかりと確認して口座を用意することをおすすめします
なお、長期間フリーランスが確定している場合は屋号登録ができる口座だと信頼度の観点から良いそうです。

短期的、または屋号が必要ない場合は住信SBIネット銀行がおすすめです
こちらは事業口座として利用できますし、手数料も安く無料範囲も必要十分
なによりも最短1営業日で口座が開設できるのでとてもスムーズです。

3. クラウド会計ソフトに登録する

これは2020年6月現在だと2択です。

長期的に使うことが確定していてバリバリ活動する場合はfreee
短期的で年間帳簿記載が50件以内であればマネーフォワードクラウドでOKです。

freeeは月額で1,100円ぐらいかかりますがめっちゃ使いやすいとのこと。

マネーフォワードクラウドは制限内であれば全部無料です
無料枠でも請求書発行ができますし、確定申告を作成するときだけ有料会員になれば1ヶ月分の金額で
確定申告が作成できるのでとても便利です。(1ヶ月無料体験可能なので最初は無料かもしれない)
※ 無料枠を超える利用がすでに確定してるならfreeeがいいです。

ちなみにですが、これは経費として落ちますので有料でもいいじゃんって気はします。
(でも短期間しかフリーランスしないのであるならば、無料枠利用が手間かからないです)

4. 開業届を出し、青色申告承認申請をする

開業届は個人事業主として働き始めた日から原則一ヶ月以内に提出する必要があります。

強制ではありませんが、開業届を出すことで青色申告承認申請ができ
ちょっと確定申告が手間になりますが大きく控除されるのでお得です。

まだ確定申告を出していないのでなんとも言えませんが
クラウド会計ソフトを使っていればそれほど手間にはならないみたいです。
(ただし、バリバリに活動している場合は除く)

なお、青色申告承認申請は開業から2ヶ月以内に提出する必要があります
開業届と一緒に申請してしまうというのがベターのようです。

また、これら2種類の申請書は事前に家で記載しコピーを含め2枚ずつ用意するのが良いです
税務署の印鑑をコピーした申請書に押してもらうことができます。(※ 銀行などの契約時に証明書として利用するらしい)
(税務署ではコピーしてくれないみたいで、税務署に印刷機がない場合があります)

5. マイナンバーカードを作成する

ICカードリーダーで読み込んで諸々の手続きをPCから行えたり
本人確認 + マイナンバー確認を一気にできるので手続きが楽です。

ちなみに、確定申告は電子申告で+10万の控除になるようです
青色申告の控除額が10万下がり、基礎控除が10万上がってるので、+10万控除されてお得です。

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/h32_kojogaku_change.pdf

やったほうがいいこと、覚えておくこと

  • 国保は入社した場合(労働者になった場合)にやめる手続きが必要。やめる月の支払いは必要ない、やめた翌月に差額支払いの紙が届く(例えば10月から入社の場合10月分の国保の支払いは差額の方を払う為必要ない。)
  • 確定申告に使った書類は原則7年保存する必要がある(記帳や帳簿等保存・青色申告|国税庁
  • 入社後、開業届を出していたり、青色申告承認申請をしている場合、これの取り消しも検討する(そのままでも問題ないが確定申告払いが無いけど大丈夫?みたいな通知が届くらしい)
  • プライベート口座から経費は落とさない、必ず事業用口座を使う(プライベート口座から落とした場合は→ フリーランスの経費は、すべて「事業主借」で処理する! | はじめての確定申告・青色申告 でできる?)
  • 売上を出すために必要なものは経費として落とせるので必ず落とす(所得 = 売上 - 経費なので節税になる)
  • 経費は必ず領収書をもらう(個人名を書いてもらう、自分で書くのはNG→無効になる可能性大。とはいえ書いてなくても問題ない場合が多いけど)
  • 家で働いている場合は光熱費の3割ぐらいは経費にできる(妥当性のある理由であれば3割以上も可…例えば自宅とは違う場所で働いていて8時間のみ業務する場合は10割にできると思う)
  • 確定申告を完璧に書ける人は税理士以外だと少ないらしい、明らかにおかしくなければ基本通ってしまうようです(後で明らかにおかしいと思われた場合は税務調査が入る)
  • 印鑑登録をする(一部の契約で使うかもしれない)
  • 廃業届を出すときは気をつける、廃業後は一定期間開業届を出せないらしい(青色申告申告の申請に制限があったかな?)とりあえずは就職することになっても開業してて問題ないが確定申告だしてないよみたいな通知は来るらしい。ここらへんは確認しておくと良いかも